2009年3月11日水曜日

【育児】はちまん保育園について【保育園】

 公立保育園における経験をまとめておきます。
 入れた保育園は「はちまん保育園」と言います
 東久留米市八幡町にある保育園です。
※注記 もう通っていません。思いだしながらの「まとめ」です。




■施設について■
 都住の建物と一体になった施設は築年数が古く老朽著しく一見してボロであり実際に中身も相当にボロです。上記写真の建物の一階が施設です。
 しかし園庭はとても広いです。




■職員について■
 私立保育園に比較すると職員の平均年齢が高いです。
 公立保育園の存続を訴える活動をしています。
(東久留米市は公立を無くして私立に委託する方針です)
 保育技能は良好で勉強熱心な保母もいます。
 年長になるにつれて高度な社会性を身につけさせる「教育」をしてます。
 教育効果は高く目的は達せられています。
 よく頑張っていると思います。


■パートタイム職員について■
 保育園で正職員が対応する以外の時間帯は多くのパートタイム職員によって担われています。
 朝一番に送り出し、夜最後に迎えに行くならほとんどの場面で彼女らと顔を合わすことになるでしょう。
 ご高齢の方が多く、しかし皆さんとても明るく元気にふるまい子供達とのつきあい方も上手く感心させられます。子供達もよくなついていて、第二の母親・祖母のような気持ちでしょう。


■保育内容■
 幼稚園と違いお勉強系のことはさせていません。
 運動会や夏祭りと言った定番はやっています。
 バザーを開いて現金収入を得る努力を行い、これを資金の一部として園文集を製作しています。
 園庭における屋外運動は園によって差があります。決まった時間のみ出す方式とフルタイムで出す方式の二派があります。はちまんはフルタイム野放しです。野生の王国です。
 園には5枚セットの衣類がストックします。この全てが泥だらけで戻ってきます。もちろん児童の性格にもよるでしょうが、活発な男児であれば持ち込んだ服に加えて園が貸与する予備服まで泥だらけで持ち帰る羽目になります。泣けます。
 園では帽子を被ることを教育しません。時々促していますが、徹底はさせていません。夏場の防止着用は親がよく言い聞かせる必要があります。夏場は日焼け止めクリームが必須です。
 遊具は鉄製のジャングルジムに築山(ドカンの上に土盛りした饅頭が乗るタイプ)とアーチ状の運梯、鉄製のすべり台、鉄棒、砂場。三輪車は豊富にあります。園庭は広く三輪車で駆け回る男児たちの姿をよく見られます。
 小さい、家庭用のビニールプールを少し大きくした程度のコンクリート製プールがあるので夏場はよく水遊びをしています。
 園外の活動は近くの公園で遊ばせることが主流です。
 時にはイモ堀りをしてイモを焼いたりします
 その時にはバスも借りて移動し、とても楽しそうです。
 大道芸人や人形劇団を見ることもあり、年長児童が演じる劇団もあります。
 積極的な早期教育を望まないのであれば児童の精神的滋養には十分なものが揃えられていると言って良いでしょう。


■衛生面■
 保育室と大小便・お尻洗い室が隣接しています。
 これはメリット・デメリットが表裏一体です。
 オムツから卒業する過程において、すぐにトイレに駆け込めるメリットはとても大きく、実際に私の子供は、かなり簡単に自分で小便することを覚えました。
 でも臭気が居室にだだもれでとても臭いです。
 臭気に関してはもう一つ。
 使用後のオムツは壁のビニール袋に掛けられて持ち帰る決まりになってます。。
 冬場でも臭いますが夏場は発酵してすごい臭気となります。オムツ外れの年齢までウンザリさせられることでしょう。
 ウンチオムツぐらい園で処分してもらいたいものです(認証Aは処分していた)
 フルタイムで屋外に出られるメリットと表裏一体のものとして屋内に持ち込まれる砂や石が挙げられます。量も半端ではなく、歩くとじゃりじゃり言う。そんな床で大の字になったり座り込んでいる子供達は屋外に出なくても砂がつきます。


■病気■
 子供を連れて帰るように求められる基準は「熱」「表情」「動作」「食欲」。
 基本的に「熱」によって判定されているようです。
 37度を越えると様子見となり、おおむね帰宅するように言われます。
 自宅で37度を越えていたら連れて行かないほうが良いでしょう。
 

■PTA活動■
 PTA活動とは言いませんが同じものです。
 親はなんらかの「係り」や「役員」の仕事をしなくてはならず「義務」となってます。
 内容はイベント(夏祭りなど)と製作(園文集など)と役員会に大別されます。
 園との一体感を持って欲しいという意向で行われているようです。
 保育園なら幼稚園よりたくさん活動しないだろうと思っていると泣きを見ます。


■保護者■
 ギャルママは全体の1/3ぐらいかな。
 腰に入れ墨の入ったローライズママもいます。
 地味な職業婦人とヤンママ・ギャルママとの比率は1:1ぐらい。
 親同士のつきあいは「ご近所さん」や「もとからの友達」でつるんでいるのが大半です。
「親同士でつきあいましょう」という圧力や「子供のために」と愛想をふりまく親はいません。
 そのあたりはあっさりしており気楽です。

■児童■
「弟を守る兄」のように頑張る年長さんを見ます。
 そんな「園のお兄さん」が幼い児童を率先して守っている姿も目にします。
 なにかと先生を手伝う年長の女児たちの姿もよく目にします。
 集団としての児童たちは高度な社会性を身につけており、良い方向に誘導されています。
 その一方でヤンキー丸出しの親に育てられたチビすけチンピラも見ます。
 子供はヤンキー文化が大好きですから、男児ならたちまち染まって行きます。
 まぁ、どうにもなりません。
 せめて口の悪さだけは矯正してあげましょう。当人のためです。


■靴■
 靴は徹底してフィットしたものだけが認められます。
 少しでもずれるものは持ち込まないように指導されます。
 ブーツ禁止。
 子供はお気に入りの靴を履いて行きたがるので、ブーツや長靴、ジャストフィットしていないものを履きたがった場合はそのまま履かせて連れて行き、園で別れる時に靴箱の中で交換してしまうと楽です。


■服■
 服は上下パンツ5セットを置きます。
 それ以外にも冬場は必ずコート・ジャンパーを一枚。
 暖かいトレーナーのようなものを1枚。
 夏はプール用タオルと水着。
 子供用の専用抽出があるので毎日、不足しないように補充します。
 水着は試行錯誤らしく前年と違う預け方をすることがあります。
 金曜日(もしくは土曜日)には全て持ち帰ることが決まりです。
 服にはネームタグ、オムツには名前をサインする決まりです。
 オムツはハンコでもいいし、識別さえつければ良いとのことです。

■タオル■
 タオルは毎日交換です。
 手洗い用のタオルを二枚。片隅に紐がつけられたタオルが一枚。紐付きタオルは壁に吊しておき、子供が自分で手を拭くために使う。二枚のタオルは食事用とおやつ用。
 ほかにはバスタオルがあります。こちらは週に一度の交換です。トイレの壁にかけます。
 よその家から紛れ込むものの筆頭がタオルです。誰でもいいから職員に手渡しして帰します。


■布団■
 保育園は昼寝の時間があります。布団は園で購入し、親は布団カバーを自作するよう求められます。自作する寸法は指定されます。
 私は市販の袋を買うことを勧めます。
 多少だぶついても問題ありません。そんなところまでチェックしてません。
 なお、布団カバーは毎週持ち帰るのが規則です。
 大量の布団が布団棚に押し込まれているので、自分の布団が下側にあると交換が辛いです。


■オモチャ■
 子供は自分の気に入ったオモチャを持ち込もうとします。あの手この手を使います。
 うっかり持ち込んでいた時は、持ち込みオモチャを巡って喧嘩になります。
 あとで親がやんわりと真綿で絞め殺されるように注意されます。。
 ただし紙製品。それもダンボールや新聞紙・広告紙で作ったものなら問題とされません。
 園でも作っているからです。おそらく見分けがつかないのでしょう。
 子供がグズっている時は適当なグッズを作って「これを持っていって良い」と言って誘導することもできます。ただし取られたり壊されても文句を言うなと納得させておくのがポイントです。


■連絡表■
 教室には毎日書きこむ用紙があります。内容は睡眠時間・食事の有無・健康状態・迎える予定時刻などについて。夏には体温を書きこむ項目が増えます。プールがあるからです。


■連絡ノート■
 職員が「その日にあったこと」を書きこむノートが渡されます。
 親の側が書きこんでもいいです。
 職員はとても丁寧にその日にあったことを書いてくれます。
 このノートだけが楽しみで通わせるようなものです。


■門■
 園庭直通の門と職員門があります。
 直通門は施設左手の通用路の奧にあります。
 鉄製の扉で三箇所のロックがあります。
 職員用の門は正面玄関にあります。
 通常は直通門を使います。
 不審者などの情報が出たときや刑事事件が発生したときは直通門はチェーンロックで封じられます。 





■駐車場■
 駐車場はありません。しかし送迎で車を使うことは認められています。路駐するか、二十メートルほど離れたところにあるコインパークを利用します。お迎えの時間になると園前アプローチ道路にはぐるりと路駐しています。アプローチ道路は入口と出口が決まっているので要注意。施設の入っている都住の住人用の駐車場を塞ぐように停めてはいけません(常識ですが)
 祭りその他のイベント時は路駐禁止。



上記写真は園から徒歩0分のコインパーキングです。
斜面に作られているので使い勝手は悪いですが、もう路駐できないほど車が多い時はこちらを使います。


■駐輪場■
 駐輪場はありません。通用路に置きます。
 イベント時は置けません。
 園の向かいにある財団法人の敷地を臨時の駐輪場として借ります。


■喧嘩■
 子供同士で喧嘩をして「怪我」を負った時、もしくは負わせた時、その内容が親に報告されます。
 ちなみに職員は「自分たちが見た喧嘩」の報告をしていますが、実際には職員に報告されない傷や噛まれた痕や殴られた痕を大量にもって帰ってくるのが日常です。風呂場に入るたびに新しい傷が増えているのを見ます。これが2才から3才にかけて。3才半ばぐらいからは減りましたが、代わりに園庭の遊具で派手な怪我をするようになりました。
 なお暴力に関しては「相手の親に謝罪してください」という職員と、暴力をふるった・振るわれた相手が誰であるのか教えない職員に大別されます。これは職員のキャラクターなのか、職員と親との関係性によって決まるのか定かではありません。


■怪我■
 医療者としての資格のある保育士は常に勤務しているわけではないようでした。
 鉄製遊具で遊んでいる時はかならず保育者が一人、そばについて声掛けしています。
 それでも転んで鉄製遊具に頭を打つことがあります。
 その後の対応はぐったりして顔色が悪くなったりしなければ、そのまま遊ばせています。
 頭部を打った時は様子見し、できるだけ室内で遊ばせて外に出さないようにしています。
 

■保育料■
 26市の保育料徴収額の最高額を比較した一覧表を見たところ、近似の徴収額は8市でした。大半の自治体は東久留米市より安く、近接の小平市と比較すると1.2倍。最高徴収額で比較すると年間支払は小平市が53万円で東久留米市が63万円でした。この差額はなかなか大きいですね。まぁ、育児するなら小平市がいいです。全ての幼稚園が保育園並の預かり保育してますしね。
 低収入・非課税世帯(生活保護)なら認可保育園はとても安いのですが、ほとんどの共稼ぎ夫婦で正業に就いている人なら確実に最高徴収額を支払うことになるでしょう。
 また、フルタイム勤務者なら朝晩の延長保育は不可欠です。
 迎える時間は送る時に記入します。
 記入時間に遅れるとトラブル発生を疑い、連絡が入ります。
 15分以上遅れるようなら連絡を入れましょう。


■土曜日保育■
 土曜日も平日と同じくフルタイムで預かります。
 前日に連絡されると給食の用意ができないので、数日前に連絡します。


■保育時間■
 朝は7時半から預かりますが、規定では8時からです。
 認可保育園は基本的に11時間保育です。
 園との話し合いによって延長も可能ですが13時間が限界です。


■長所■
 認可園の特徴として「手が足りている」ことが挙げられます。
「はちまん」も例外ではなく、豊富な人員により運営されています。
 もちろんピーク時ともなると人手不足は否めません。人気のある先生は園児が鈴なりになって身動きとれなくなってます。
 しかし基本的には園児に対する職員の人数は豊富だと思います。


■短所■
 フルタイム労働、不定期に残業もアリという母親は認可園のメニューだけでは対応しきれません。
 無認可の託児所やファミリーサポート、親族の補助を頼むことになると思います。
 フルタイム勤務の人はフルタイム勤務に適したメニューを有している私立保育園、フルタイム勤務の人が保護者の大半を占めている駅前の「認証A」や「無認可」の託児所を利用したほうがよいです。
 もしくは認可園では不足する部分を二重保育でカバーすると良いでしょう。
「はちまん」に限らず認可園は制度的にワーキングマザーのニーズに適していません。


■幼稚園との比較・費用・延長保育・預かり保育について■
 東久留米市には朝7時30分から夜6時まで預かって貰える「前沢幼稚園」があります。
 保育料は月に2.65万+延長保育が0.7万円です。
 入園費や暖房費、制服代、バス代、給食費、土曜保育の不可、弁当持参、少ない給食日などを考慮すると単純な比較はできません。しかし三歳になっても待機児童として認可園に入れないなら、無理に待たずに幼稚園にいれて働きに出るという選択もあるのでここに記します。もしくは認可園ほど長時間預かってもらわなくても良い労働環境の人に向いています。

 他にも前沢ほどの長い時間預かりませんが、落合幼稚園、神山幼稚園が積極的に預かり保育をしています。東京緑ヶ丘学園は夏休み・春休みを預かってくれないので勤労母の選択肢としては不利ですが、自宅作業の人なら検討の余地があるでしょう。
 豊島なでしこ幼稚園も預かり保育をしていますが、対象はワーキングマザーではなく専業主婦です。あくまで「休養」を目的として運営されている形態なので、保育園の代理としては使えません。



■公立保育事業廃止について■
 現在、東久留米市の公立保育事業は転換期を迎えており、行政的には縮小・廃止が基調となっています。これに対して公立保育事業の存続を訴える運動が行われており「はちまん」に通わせると運動の一端に関わることを希望されます。
 興味がないなら気にしなくても平気な程度のお誘いや署名の依頼です。
 行政側の主張と公立職員側の主張を要約すると以下になります。

【公立側】公立保育を求める人々がたくさんいる。弱者切り捨てだ。廃止ありきの行政だ。待機児童の解消は保育園の新設しか無い。

【行政側】公立園の意味が失われているので直ちに廃止。私立へ転換して効率化を図る。保育園の新設は予算不足で無理。